便秘は、様々な要素がからみあって起こる「腸の不調現象」と言っていいでしょう。

便秘を解消するためには、現状の生活習慣や食生活など、改善すべき重要な点は人それぞれ差があると思いますが、便秘解消のためには3つのポイントは絶対に外すことはできません


その3つのポイントとは、

「水分」「食物繊維」「腸内環境」

です。

水分は便を適度に柔らかくする働きがある



水分だけで便秘解消、というわけにはいきませんし、その理由はこちらでもお話した通り。

水を飲むことは便秘解消とは関係ない


正確には、水を飲む事は便秘解消とは”直接”関係はない、というべきかもしれませんね。

上記ページでも話ているとおり、水分はほとんどが小腸で吸収されてしまうだけです。



水だけに着目するとしたら、ただオシッコの回数が増えるだけで、大腸にまでは水分がいかないため、便秘解消とは直接関係はないということです。

そのために、大腸に水分を届けるためには”ご飯”を水分の運び役にしちゃいましょう、と言っているわけです。

ご飯は水分をたっぷりと抱いたまま、その消化の悪さが幸いして小腸だけでは消化しきれず、大腸まで残ってくれます。


食物繊維は水分を含んでからが本領発揮




便秘には食物繊維、というのはもはや常識ですね。
でも、食物繊維は水分を含んでこそ本領発揮するという性質を持っています。



野菜などの不溶性食物繊維は、水分を吸うことで体積を増し、便の量を増やしてくれます。

また、コンブや納豆などのネバネバした成分は水溶性食物繊維であり、これは水分を吸うことで粘っこく変化し、便と腸壁の潤滑油として、便の移動をスムーズにしてくれる働きをします。

水分と食物繊維の関係を意識することが大切です。


人は菌と共生している生命体




食べた物は、腸内細菌によって腸内で発酵・分解されて、栄養は吸収し、カスは便に変えるために出口へと押し出します。




小腸で消化しきれずに残った食べカスは、大腸で最終処分されて便になりますが、その時に重要なのが腸内細菌のバランスと量です。

便の半分近くは”腸内細菌の死骸”ですから、十分な量・適度な柔らかさの便を作るためには、腸内細菌が重要なカギとなります。


腸内細菌は”善玉菌”と”悪玉菌”、その他の”日和見菌”に分けられていて、どれも人の腸には重要な菌です。
なかでも”善玉菌”が多いほど、便は柔らかさを保ち、ニオイも少ない正常な便が作られやすくなります。



もちろん、これら3つのポイントに注意しても、ストレスなど他の要因で一時的に便秘になる事もありますが、慢性的な便秘の人の多くは、「水分」「食物繊維】「腸内環境」のどれかに不備がある場合が多いようです。


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