人気モデルが”1日に2リットルの水分を摂る”などの発言をそのまま鵜呑みにして、意識して水分をたくさんとる人が若い女性には多いようです。


しかし、モデルという職業の特殊性を考えると、モデルの真似をして水分をたくさんとるのは、一般の人にはたいへん危険である可能性もあります。







モデルという職業は、かなりハードです。
みな、やせていてひ弱なイメージがありますが、実際には朝から晩までハードな撮影に耐えられるよう、普段から強固な体作りにはげんでいるのです。

だから、1日に2リットルの水分が必要になる事もあるのでしょう。


では一般人がたくさん水分をとるのがなぜ危険なのか。


そもそも、この「水分をたっぷりとる」という健康法は、空気の乾いた気候のヨーロッパの健康法が元となっています。


日本は高温多湿の気候のため、昔から”水分で健康維持”という考え方は、それほど重要視されていませんでした。




しかし前述のようなモデル発言が、一般の女性たちにも

「細くてきれいなモデル体型は、水分補給がポイント」

という錯覚を起こしているのかもしれまぜん。




実は水分をあまりたくさんとりすぎると、体内に余分な水分がたまり、体を冷やす原因になります。

水分は内臓を冷やすため、腸の動きもにぶくなり、それが便秘を悪化させる原因にもなります。


「水害」とも呼ばれますが、水分を摂りすぎることによる体の冷えは、内蔵機能全体を停滞させてしまいます。




元々高温多湿の日本では、空気がカラッと乾いているヨーロッパ地方に比べると、皮膚から蒸発する水分は少なめです。


もちろん、真夏などはノドが乾く前に水分を補給する、ということが熱中症などを事前に防ぐ事になるわけですが、あまりにも水分を摂りすぎると体が冷えてしまう、ということも知っておくべきでしょう。



体温が1℃下がると、体の免疫力は30%も下がります。
当然、腸も動きがにぶくなり、便秘になりやすくなります。




水分を摂ることは、血流やリンパの流れを良くし、熱中症を防ぐことにつながりますが、摂りすぎると体を冷やしてしまい、便秘の悪化にもつながるので、”適度”な水分補給というのを心がけるべきです。