便秘を解消するために、水分は必要ですが、水ばかりをガブガブ飲んでも便秘解消にはつながらない、というのはこちらで書いた通り。

便秘を解消するために、食事と便秘を考えた場合に大切なのは、

・便に水分を与えてカサ増しし、なおかつやわらかくするために不溶性食物繊維を摂ること

弛緩性便秘はとにかくご飯を食べて、水分を大腸まで運ばなければ便はやわらかくなりません。


・便が腸内を移動しやすいように、ネバネバ成分である水溶性食物繊維を摂ること

カサ増しして量が増え、やわらかくなった便を腸内で移動させるためには、潤滑油の役目をする水溶性食物繊維が必要。
納豆、山芋、こんぶなど、水分を含むとネバネバとした食感のものを多めに摂ることが必要です。

痙攣性便秘の場合は、水溶性食物繊維を多めに摂ることが大切です。


ほかにも便秘を解消させ、軽い体で毎日すっきり気分でいられるためには、生活習慣を見直してみましょう。

毎日同じリズムで生活する

人は体内時計で生きている、といっても過言ではありません。

毎日同じ習慣を行う事で、体にリズムができてきます。

毎日同じくらいの時間に食事をし、毎日同じ時間にウォーキングをするなど、同じ生活を毎日続けると、体内時計と同調して体のリズムが一定になってきます。

それはトイレの時間も同じ事。

毎日、決まった時間にトイレで排泄する、これもリズムの一つです。


便秘の人は、まずは毎朝決まった時間にトイレに入り、排泄を試みる。

ここからはじめてみませんか? リズムが習慣化すれば、いやでも毎日同じ時間に便意を感じることになりますよ。

腸は筋肉、運動が必要です

腸は筋肉でできていますから、鍛えなければどんどん機能は落ちていきます。

ウォーキングでもいいですから、まずは軽い運動を始めてみませんか?

長時間歩く事は、腹筋も背筋も使うことになりますし、足の筋肉を使うことで全身の血行が良くなり、それは腸の働きにも影響してきます。

歩くときは、ふくらはぎを収縮する事を意識しながら歩いてみましょう。

ふくらはぎが収縮することで、体中の血行が促進されますよ。


ストレス解消法を会得する

便秘はストレスと大きな関係があります。
ストレスで自律神経の働きが悪くなると、腸が正常な働きをしなくなります。

腸のぜん動運動(便を押し出す動きをする運動)は、自律神経がつかさどっています。

ストレスは、あなたが感じている以上に、実は神経系に少しずつダメージを与え蓄積されているものです。


下腹がぽっこり出てませんか?

下腹がぽっこり出ているのは、腸が全体的に下へ下がっているから。

つまり内臓が、下垂気味になってしまっていて、結果として腸がダラリと伸びてしまっている状態です。


腸は筋肉ですから、伸びた状態だと収縮が上手にできません。
伸びきった筋肉では、腸は正常に収縮(ぜん動運動)ができません。

内臓を上方向に持ち上げ、しっかりと支えるには腹筋の力が必要です。

下腹がぽっこり出てしまっている人は、腹筋が萎えて衰えている状態です。

腹筋を鍛えることで、腸は正常な”筋肉として”の働きを取り戻すことができます。


腸内細菌のバランスが悪い

腸の中には、100兆個を越える腸内細菌が存在しています。

実は腸内細菌こそが、腸の消化吸収を正常化させるカギなんです。

腸内細菌は、70%の日和見菌(どちらにも属さないが、優位な方の働きを真似る)と、20%の善玉菌、10%の悪玉菌に分かれています。

悪玉菌に対して善玉菌の優位性が保たれていれば、腸は正常に働きますし、日和見菌も善玉菌に影響されて善玉菌と似通った働きをしてくれます。


正常な腸内細菌のバランスを保ちつつ、水分補給と運動、そして腸全体が正しい位置に納まっていることで、便秘知らずの健康体がやっとできあがるわけです。

逆に言うと、腸内が悪玉菌優位な状態では、水分補給・食物繊維補給は意味がない、ということです。

人は腸内細菌と共に健康体を築いている、というわけですね。

⇒ カイテキオリゴ